オリジナルカクテル「スサノオ」

朗読の一日

昨日は昼からI/ITの稽古。夜はゆうみさんと「古事記リーディング」のお稽古でした。どっちもしずかにでも確かに先へと伸びていく感覚があります。一人芝居の方だけが停滞中…。うーん。なんとかしなきゃなぁ。

T/ITのほうではモノクロームとのダンサーと言葉で絡む(絡まない)というような作業が現場で始まって、スリリングです。テキストが決まりきらないので、どうせ決まらんのならもっといろいろ試していっていいかなぁと逆にポジティブに(無責任に)思えるようになってきました。今度の企画で採用されなくてもなるべく長い時間ダンサーや映像とセッションをするというのは僕にとって、純粋にプラスなので。多分「今が一番自由が利いて楽しい時期」かもしれないので(変な言い方ですが)満喫しようと思っています。

古事記の方は、今回「ヤマタノオロチ」です。なんとなんとですね、この「ヤマタノオロチ(と、その前のちょろっと)」がレパートリーに入ったらば、古事記の「天地初めて開けし時」から「大国主の根の国訪問」までが繋がる!!んです。

あ。そうですね。何言ってるかわかんないっすよね。多分その「古事記」のド頭の口上みたいなのを省いた始まりから、(僕とゆうみさんがリーディンするフォーマットでやったらば2時間分ぐらい、繋がったって事なんです。

天地開闢から「天つ神」があらわれ、「国つ神」が現れ、イザナギイザナミも生まれ、国、島が産まれる。その他いろんな神様も産まれていく中、イザナミが死んでしまい黄泉の国に行く。それを追いかけてイザナギが黄泉の国へ行き、「絶対見んなよ!」って言われて、もちろん見ちゃうから、イザナミが怒って黄泉平坂まで追いかけて来たけど、大っきな石を間に置いての別離があり、その流れでイザナギがアマテラス、ツクヨミ、スサノオ、の三柱を産み、スサノオの悪さに嫌になったアマテラスが天の岩屋戸にこもったまえで、アメノウズメがストリップして盛り上がったのを「なんやいな?」と顔出してのぞいた所をアマテラスは引っ張りだされて、スサノオは追放されて、(こっから今回やるところ→)ヤマタノオロチを退治して、宮を作って、(→まで)また子供を沢山作った仲の一人の大国主命はいじめられっこなんだけど因幡の白ウサギを助けたり、殺されたり、生き返らされたり、親父のスサノオの所に行って、嫁さんもらう。


というですね。古事記の前半の有名どころというか、ハイライトといっても過言じゃないシーンの連続の部分が繋がると。
これ、僕静かに興奮しているんです(笑)
だって、ドロドロした物をかき回して「国(島々)を産んだ」ところから「黄泉平坂(イザナギがイザナミを黄泉の国に追いかけていってみるなつってんのに見て…)」「天の岩屋戸(アマテラスが洞窟にこもっちゃう)」「ヤマタノオロチ退治」「稲葉の白ウサギ」…
って、もう、なんだろう。名シーン数珠つなぎなんです。
それを僕とゆうみさんとの二人でゆるーく、リーディングしながら、お客さんは御飯食べたりお酒飲んだりって、すごい良い時間なんじゃないかと。

そうなんです。古事記は物の起源とかもおおくでてきますし、食べ物に関するエピソードも多いのです。例えば今回「ヤマタノオロチ」であればスサノオはお酒を用意させてそれをオロチに飲ませ、酔っぱらった所を斬って殺しちゃう。

と、言うわけで今回「朗読の日」では、ときじくスペシャルカクテル、その名も「スサノオ」を場内で提供する事が決まりました!!

皆さん、朗読聞いていただきながら、もしくは聞いたあとでもぜひ「スサノオ」を味わっていただければと思います。この古事記リーディングは一昨年から始めた企画ですが、改めて良い企画だと思っています。なんせ(当たり前ですが)懐が深い!カクテルも作れるし、神社でもやれるし劇場でも出来るし。料理教室と合わせたりとか、またダンサー、ミュージシャンと絡むのもできるとおもうんですよね…。

首輪を噛み切れ。鎖を振り払え。

茨木市の小学校に行ってきました。一年生とエンゲキをつくりにです。
まーしかしあれですわ。
あれです。

もう本当にあれです。

小学校の先生はすごいなぁと。

その小学校の「いいところ」「たのしかったおもいで」「素敵な場所」なんか生徒さんにリサーチしてそれを題材に5~10分の寸劇を作りましょうということなんですが、一年生はにはちょっと質問が難しくて、結局「何してるのが好き?」とかいうと答えてくれたりするんですね。「好きな給食のメニュー」、「遠足」。「おりがみ」、「サッカー」とか。一人の男の子が「島からの脱走劇」って答えてくれてですね。おお!そりゃすげーと。「どんなん?」と聞くと、「逃げる」と。うん。そうだろうね。「牢屋からの脱走劇もおもしろい」というので、それはどんなだ?と聞くと「警察官が居て、逃げる」と。なるほど。休み時間とかにこう「ゴッコ遊び」とかやってるんだ。ってかそれもうエンゲキだぜ!「それ使おうよ!」ってことで、実際やってみてもらうことに。教室の後ろにイス机よせて舞台を作ってですね。男の子4人ぐらい前に出てもらって、他の生徒と僕ら指導の大人は座って拍手。
幕開けです。
はいやって。って言ったら恥ずかしがってごにょごにょしだす四人の男子。というかオスの小動物。かわえーなー。と思っていると、リーダー格の男の子が「先生役が要る」と言い出す。すぐに「ぼくやる」って一人の男の子が手をあげてくれる。いい感じだ。僕はわくわくが止まらない。
先生役を買って出てくれた子がぼそぼそセリフを言い出す
「じゃあ、先生は職員室にプリントをとってきます」
そいういうと「先生」は教室のドアを開けて廊下に出た。舞台に残った四匹のかわいい獣たち。さぁ。いったいどうなるんだ!?
と次の瞬間、四匹は先生が出て行ったそのドアから廊下に飛び出し走り去ってしまった。

ん?
一瞬の間。状況が理解できた時には遅い。
「まちなさい!こら!」
といって教室を飛び出し走って追いかける先生。アシスタント講師も後を追う。獣たちはショットガンのように各々別の方向に消えている。こういう時私は役に立たない。腹を抱えて笑い転げている。
全ての獣が捕獲されて戻って来たのは5分後のことであった。

リアル脱走劇。
(あとから先生が「いつもこうなんです…」とつぶやいていた。ならば止めてくれ…)

「使えません。だって舞台上に誰もいなくなっちゃうから」
というと教室はブーイングの嵐に包まれましたとさ。

パラレルではなくもつれ合い。

改めまして、3月10〜12日に京都芸術センターで開催される
Monochrome Circus + Kinsei R&D 新作公演
.
T/IT:不寛容について
情報
に出演させていただく事になりました。去年末からリハーサル(って言うんですね、ダンスの現場は。「稽古」じゃないの。僕ら「リハーサル」っていうと通し稽古をイメージしちゃうんですけども)が始まり正月休みを挟んで再開しております。
それに先立って2月には僕の「ほぼ一人芝居/戯式vol.7」情報をやりますから、目下パラレルで「リハーサル」が進んでいるわけです。

とは言ってもそもそも「平行」してやれるような器用さはないわけで、必然両者は(平行どころか)クロスオーバーし、むしろ絡まりもつれ合って進んでいきます。片方の行き詰まりを、もう片方の進行で息抜きできたり、他方の没ネタが一方に活きたりと…。無論、そんなにいい事ばかりではないですけどもね。

T/ITの現場は本当に「謎」です。これほどスリリングな事はありません。今日の稽古でようやく初めて「参加してる」気がしてきました(笑)自分が野を行く物なのか、空を行く物なのか、海を行く物なのか?あるいはただそこに転がって動かない石ころなのか?「田中遊の在り方」というものすごく根源的なことを、ハイレベルな「映像」「ダンス」「照明」「音楽」「衣装」etc.の坩堝に放り込まれて翻弄されながら検証しています。正直泣きそうです(笑)お楽しみに。

戯式の方もぼちぼち構成は決まって来て中身をぐっと詰めてく段階です。ゲストコーナーとルーパーネタの新作が手つかずで残ってるのがチョッチヤバいんですが来週辺りでめどを付けていく所存です。

・・・・・・・

「表現活動」に限った事ではなくデイワークも含めた(パラレルではなく)絡み合いが気持ちいい。例えば最近の私の一日は

05:30 起床〜バイク移動
06:30 出勤、お弁当の配送
12:00 退勤、稽古場へ移動、昼ご飯
13:30 T/IT「リハーサル」開始
17:00 リハーサル終わり、休憩、移動
18:00 戯式「稽古(と言うより作業)」
20:30 稽古終わり、バイク移動
21:00 ラップの稽古(近所の公園)

もうね。なんだろうか。自分で「見苦しいなぁ」と思うぐらいに「老い」の流れに逆らっている。
自然体ってなんでしょうかね。うーん…

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円4

DVDを作りました。娘の成長記録ですね。これは本当に僕、自慢できるんです。娘が産まれてから撮り溜めた写真やビデオは大概そのまま放置じゃないですか。それを編集してDVDにするという作業です。

円1が0〜2歳
円2が2〜4歳
円3が4〜6歳

でこの度小学校入学から2年生の最後までのDVD,円4を作成したと言うわけです。ソフトの関係でDVDには焼いてないんですけどね。バカみたいに撮ったビデオを全部見る所から始まりますからアホ程時間掛かります。
それのどこを使って、どう繋いで、どう写真を入れて、どんな音楽を入れて…とかとか。この時ばかりはプロユーズの機材が欲しくなります。ほんまに。二年ぐらいでやらないともう到底手が付けられなくなりますから世のお父様はぜひ、それぐらい目安で思い腰を上げる事をお勧めします。僕は6歳の時に、なんか知らんスッゲー暇な時期があったので、6年間分1〜3巻作れましたけども。去年末に「このタイミングを失うと多分今後作らないなぁ」と思って。

我ながら良くやるわ、というかある種のはけ口になってるんでしょうね。

また再来年、そう言う気持ちになっていれば平和だなぁ。

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