ルーパーの新作

今回のルーパーは「重なる朝」と言うタイトルです。
すいません、本当に適当なので、また改題すると思います(苦笑)

もともとルーパーで作品が作りたいと思ったきっかけはこの人です。すいません知り合いではありません、ただのファンなのですが…


「もぐらが一周するまで」さんです。
本当にすばらしいんです。他の動画も是非見ていただきたいのですが、相当気持ちいい。実は「もぐらが…」さんはルーパーじゃなくてディレイの減退する時間を長くしていると言う事だそうなのですけれども。

「これ、演劇でも使えんじゃねーか?」って思ったのは始めて拝見したときですが、まぁいつもどおりそのまま放置してたのを一昨年がんばってつくってみたのがルーパー1、「パトカーが来るまでの15分間」という作品でした。

もっと早いビートのを作りたくなって作ったのが「スタンドバイミー」で、普通のストーリーがあるもの(ラップのストーリーテリングみたいなもの)が作りたくて作ったのが「有線の星」。

で、今回ルーパー4作目はより、初期衝動に近く「なんか気持ちいいの」を作ろうと思いまして、実に実に「ふわーん」とした作品になっております。
冬の寒い朝の二度寝しちゃう感じ。布団の中で夢の残り香と、焦る気持ちとが混じったような。



今回、「道案内」もそうですし、この「重なる朝」もそうなんですが、すごく耳で聞いて気持ちのよい作品になってるんじゃないかと思っています。客席で、是非寝てください。

その方が僕は気が楽です。(笑)

道案内(一人芝居バージョン)

来週末の戯式vol.7の最初のネタは

「道案内」(一人芝居バージョン)です。

空中スキップ

ジュディーバドニッツさんというアメリカの小説家の作品です。(アマゾン)

この一月にときじくでやった「朗読の一日」内で、
はしぐちしんさん
二口大学さん
広田ゆうみさん
桐山泰典さん

にご協力いただいて、僕含む5人で朗読をした作品です。

この「道案内」という作品を呼んだのはもうそうとう前のことですが、以来ずーーーーと「お芝居にしたい」っと思っていた作品でした。僕はそんなふうに思った作品はこれだけなんです。今まで。

派手なわけではないのですが、なんかすごく「ツボ」にハマったんですね。やられたーと思ったんです。そのやられた感、気持ちよさを、「朗読で」あるいは「一人芝居で」どこまで出せるか?というと、正直、あまり自信がありませんが、いどんでやろうじゃないかと。意気込みだけはエベレスト級です!

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お話は「地図職人」と「道に迷っている人たち」との、重なったりすれ違ったりするエピソードです。
「道に迷っている」あるいは「何かを探している」人たちは四組登場します。小説は、そのそれぞれの視点を移動する形で展開します。迷っている4組、そして地図職人の視点と、全体を俯瞰する視点。迷える一組の視点を1人の俳優さんに担当してもらって、四人の俳優さんに声の出演をしてもらいます。朗読の一日では田中も勿論朗読だったのですが、田中が担当したパートを今度はちょっと動いてみたり、小道具や美術も使ってみたり、そしてそれ以外の四人にはラジカセから老同区してもらおう。とそう言う趣向でございます。

迷える一組目は「クラーク夫妻」。彼らの娘と一緒に芝居を見る為に始めて『この街』にやって来て、そして路に迷っている夫婦。このパートは二口大学さん。

二組目は「ゴードン」。医者から「余命(平均で言って)五年」を宣告され、この先の人生の道に迷ってしまった男。彼ははしぐちさんが担当してくださいました。

三組目が「ナタリー」。紅一点のこのパートは勿論広田ゆうみさん。昨夜、奪われてしまった「大切な何か」を探している娘。

最後四組目が「ヴィクター&ニック」。彼らが探しているのはずばり「金」(「金目の物」)です。銀行の地下金庫に忍び込めないか悪巧み中。この二人を桐山さんに担当してもらいました。

この四組はそれぞれ地図職人(田中)の居る地図店にやってきます。さてどうなりますやら。

先に言っておきますと「バラバラだった無関係のキャラクターたちがうまーく因果が絡まって出会って集まってラスト奇麗にまとまって…」とはいきません。グランドホテル形式というわけでもなく、…。読後感は映画の「マグノリア」に近かったですかね…。10年もっと前の個人的感想の追想ですが。
というかマグノリアはカエルが降って来たのと、トムクルーズが「リスペクト、ザ、コック」って言ってた事以外何一つ思い出せないので、予告編をyoutubeで見たうえで、全く思い出せない。

そんな作品になればいいのになぁと思っています。「どんな話かはすっかり忘れたけれども、なんか良かった事だけ覚えてる」ていうの。最高ですよねきっと。


気がつけば大詰め。来週末は京都マラソン!でもあるが「戯式vol.7」をよろしく。

さーて。
あっという間ですね、本当に。去年のバカみたいにありがたかった過密スケジュールからくらべたら今年最初の舞台が2月の中旬って、ほのぼのしたもんだったんですが気がつくともう本番でございます。


今回使うマネキン

あ、ちがう。一月に朗読の会があった…。ってことはそうか、今年もひと月に一回ペースですね。素晴らしい。
一月の朗読の会
二月の「戯式vol.7」
情報→http://www.syoujikimono.net/gisiki/top.html
三月はMonochrome Circus + Kinsei R&D 新作公演「T/IT : 不寛容について」情報
四月がHauptbahnhof/ハウプトバンホフ出演 情報

と、まぁまぁがんばります。

ともかくも来週末です。セットリスト決まりました

1)「道案内」(一人芝居バージョン)
2)「かえるのうたがきこえてくるよ」(豊島由香さんとのゲストコーナー)
3)「重なる朝」(ルーパー新作)

の三本で、65〜70分ほどです。

道案内は朗読の一日でやったジュディーバドニッツさんの短編小説の一人芝居バージョン。
ゲストコーナーは豊島さんとふたりで平野雄一さんのテキストをお届けします。
ルーパー新作は、フワーンとした気持ちいい感じのテイスト。

また明日から作品の紹介してゆきますねー。では。

オリジナルカクテル「スサノオ」

朗読の一日

昨日は昼からI/ITの稽古。夜はゆうみさんと「古事記リーディング」のお稽古でした。どっちもしずかにでも確かに先へと伸びていく感覚があります。一人芝居の方だけが停滞中…。うーん。なんとかしなきゃなぁ。

T/ITのほうではモノクロームとのダンサーと言葉で絡む(絡まない)というような作業が現場で始まって、スリリングです。テキストが決まりきらないので、どうせ決まらんのならもっといろいろ試していっていいかなぁと逆にポジティブに(無責任に)思えるようになってきました。今度の企画で採用されなくてもなるべく長い時間ダンサーや映像とセッションをするというのは僕にとって、純粋にプラスなので。多分「今が一番自由が利いて楽しい時期」かもしれないので(変な言い方ですが)満喫しようと思っています。

古事記の方は、今回「ヤマタノオロチ」です。なんとなんとですね、この「ヤマタノオロチ(と、その前のちょろっと)」がレパートリーに入ったらば、古事記の「天地初めて開けし時」から「大国主の根の国訪問」までが繋がる!!んです。

あ。そうですね。何言ってるかわかんないっすよね。多分その「古事記」のド頭の口上みたいなのを省いた始まりから、(僕とゆうみさんがリーディンするフォーマットでやったらば2時間分ぐらい、繋がったって事なんです。

天地開闢から「天つ神」があらわれ、「国つ神」が現れ、イザナギイザナミも生まれ、国、島が産まれる。その他いろんな神様も産まれていく中、イザナミが死んでしまい黄泉の国に行く。それを追いかけてイザナギが黄泉の国へ行き、「絶対見んなよ!」って言われて、もちろん見ちゃうから、イザナミが怒って黄泉平坂まで追いかけて来たけど、大っきな石を間に置いての別離があり、その流れでイザナギがアマテラス、ツクヨミ、スサノオ、の三柱を産み、スサノオの悪さに嫌になったアマテラスが天の岩屋戸にこもったまえで、アメノウズメがストリップして盛り上がったのを「なんやいな?」と顔出してのぞいた所をアマテラスは引っ張りだされて、スサノオは追放されて、(こっから今回やるところ→)ヤマタノオロチを退治して、宮を作って、(→まで)また子供を沢山作った仲の一人の大国主命はいじめられっこなんだけど因幡の白ウサギを助けたり、殺されたり、生き返らされたり、親父のスサノオの所に行って、嫁さんもらう。


というですね。古事記の前半の有名どころというか、ハイライトといっても過言じゃないシーンの連続の部分が繋がると。
これ、僕静かに興奮しているんです(笑)
だって、ドロドロした物をかき回して「国(島々)を産んだ」ところから「黄泉平坂(イザナギがイザナミを黄泉の国に追いかけていってみるなつってんのに見て…)」「天の岩屋戸(アマテラスが洞窟にこもっちゃう)」「ヤマタノオロチ退治」「稲葉の白ウサギ」…
って、もう、なんだろう。名シーン数珠つなぎなんです。
それを僕とゆうみさんとの二人でゆるーく、リーディングしながら、お客さんは御飯食べたりお酒飲んだりって、すごい良い時間なんじゃないかと。

そうなんです。古事記は物の起源とかもおおくでてきますし、食べ物に関するエピソードも多いのです。例えば今回「ヤマタノオロチ」であればスサノオはお酒を用意させてそれをオロチに飲ませ、酔っぱらった所を斬って殺しちゃう。

と、言うわけで今回「朗読の日」では、ときじくスペシャルカクテル、その名も「スサノオ」を場内で提供する事が決まりました!!

皆さん、朗読聞いていただきながら、もしくは聞いたあとでもぜひ「スサノオ」を味わっていただければと思います。この古事記リーディングは一昨年から始めた企画ですが、改めて良い企画だと思っています。なんせ(当たり前ですが)懐が深い!カクテルも作れるし、神社でもやれるし劇場でも出来るし。料理教室と合わせたりとか、またダンサー、ミュージシャンと絡むのもできるとおもうんですよね…。

首輪を噛み切れ。鎖を振り払え。

茨木市の小学校に行ってきました。一年生とエンゲキをつくりにです。
まーしかしあれですわ。
あれです。

もう本当にあれです。

小学校の先生はすごいなぁと。

その小学校の「いいところ」「たのしかったおもいで」「素敵な場所」なんか生徒さんにリサーチしてそれを題材に5~10分の寸劇を作りましょうということなんですが、一年生はにはちょっと質問が難しくて、結局「何してるのが好き?」とかいうと答えてくれたりするんですね。「好きな給食のメニュー」、「遠足」。「おりがみ」、「サッカー」とか。一人の男の子が「島からの脱走劇」って答えてくれてですね。おお!そりゃすげーと。「どんなん?」と聞くと、「逃げる」と。うん。そうだろうね。「牢屋からの脱走劇もおもしろい」というので、それはどんなだ?と聞くと「警察官が居て、逃げる」と。なるほど。休み時間とかにこう「ゴッコ遊び」とかやってるんだ。ってかそれもうエンゲキだぜ!「それ使おうよ!」ってことで、実際やってみてもらうことに。教室の後ろにイス机よせて舞台を作ってですね。男の子4人ぐらい前に出てもらって、他の生徒と僕ら指導の大人は座って拍手。
幕開けです。
はいやって。って言ったら恥ずかしがってごにょごにょしだす四人の男子。というかオスの小動物。かわえーなー。と思っていると、リーダー格の男の子が「先生役が要る」と言い出す。すぐに「ぼくやる」って一人の男の子が手をあげてくれる。いい感じだ。僕はわくわくが止まらない。
先生役を買って出てくれた子がぼそぼそセリフを言い出す
「じゃあ、先生は職員室にプリントをとってきます」
そいういうと「先生」は教室のドアを開けて廊下に出た。舞台に残った四匹のかわいい獣たち。さぁ。いったいどうなるんだ!?
と次の瞬間、四匹は先生が出て行ったそのドアから廊下に飛び出し走り去ってしまった。

ん?
一瞬の間。状況が理解できた時には遅い。
「まちなさい!こら!」
といって教室を飛び出し走って追いかける先生。アシスタント講師も後を追う。獣たちはショットガンのように各々別の方向に消えている。こういう時私は役に立たない。腹を抱えて笑い転げている。
全ての獣が捕獲されて戻って来たのは5分後のことであった。

リアル脱走劇。
(あとから先生が「いつもこうなんです…」とつぶやいていた。ならば止めてくれ…)

「使えません。だって舞台上に誰もいなくなっちゃうから」
というと教室はブーイングの嵐に包まれましたとさ。
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