FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

風呂場でのこと

目が覚めて時計を見るとまだ朝の五時十分だった。私は諦めてふとんからでてお風呂場へと向かった。昔の、多分三年ほど前の私ならば、さっさとふとんを被って二度寝するところだろう。それこそ「得をした」というような気にすらなっていたかもしれない。別に二度寝のときの睡眠が「一度寝」の時よりも濃厚であったり甘美であったりするわけではないのだから、得などしていないはずだし、むしろそのまま目覚ましが鳴るまでぐっすり寝ていられたほうが幸せであったろうに、なぜだか目覚ましよりも早く目を覚まして、まだ眠っていられるとなると、そう感じる。なんなんだろうかあれは。しかし、それももはや過去の話で近頃は一度目が覚めると二度寝というものができなくなってきた。「寝ることにも体力がいるのだよ。だから、歳を取ると長い間寝られなくなるのだ」という分かったような分からないような理屈を私はこれまでの人生で何度も聞かされて来たけれど、今、我が身を持って理解している。そうなのだ。寝られない。こんな不幸なことがあって良いのだろうか。なんともやるせない気持ちのまま私は湯船の中で歯を磨いた。電動歯ブラシの「ブーン」という音が狭い風呂場に響く。湯船も窮屈だけれどお湯がすぐに暖かくなる点はありがたい。十年前引っ越して来たときからついてる風呂釜が「ガボン、ガボン」と不穏な音を立てながら風呂の湯を循環させた。普段は六時半に出勤せねばならないのだけれどゴールデンウィーク中の今日は仕事内容もイレギュラーで八時に出社すれば悠に間に合ってしまう。風呂を出てから家を出るまでの時間一体何をしてすごそうか…?そんなことを考えた。

コメントの投稿

非公開コメント

twitter
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最新記事
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。