安心の功罪(ジャブジャブサーキット)

いきなり寒いっすね。シャカシャカパンツを引っ張りだしたはいいけれど、ジャンパーみたいなものがないんだな。去年ぼろぼろになって捨てたんだきっと。ユニクロいって買ってこよう。何気なく休み無しで働いてるものでちょっぴり体調が下降線かも…。ということで本日のコンタクトインプロビゼーションのワークショップはお休みしました。
お家でゆっくり、いろんな悪巧みをすることにします。

話は一昨日に戻りまして、ジャブジャブサーキットを拝見してきました@ウイングフィールド。
じゃぶじゃぶサーキットさんはいつもご案内いただいていたのに失礼しておりまして、初観劇でした。コンブリ団でお世話になったはしぐちさん出演、言わずもがな、はせひろいちさん演出です。

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古くはツインピークスとか。ええ。僕も好きでした。ツタヤに3巻ずつぐらい借りにいってね。今は定額のネット配信でさかんにやってるようなアメリカの連続ドラマとか。そう言うもののダイジェスト版っていう感じをうけました。

一筋縄では行かないクセのあるキャラクター。絡まる伏線。忘れた頃に(いや、ほんまに作家も忘れてて後半になって、「あ、第2話でやってた前振り回収まだや…」って後思い出したやろっていうぐらいに、虚をつかれる)思い出される大きな謎。とか。

そりゃできれば「フル」で見たいわけですよ、当然。結局、観劇したヒトが脳内でウチに帰ってからその余白というか、ストーリーを自家醸成して味わって、そこまでいって素敵な作品だなぁと思いました。同時にそこまでする「空想屋さん」というか「ストーリーを考えてにやにやするヒト」ってどのぐらいいるだろうか…とも思います。
少なくはないと思うんですよ。劇作家なんか大体そうですし。

僕の話をすれば、僕は「田中遊版キン肉マン」というマンガキン肉マンのスピンオフストーリを作るのに小学生の頃夢中でした。一切年上の小寺くんと「小寺版キン肉マン」と「田中版キン肉マン」を披露しあったものです。そう言う僕からすると、随分楽しめた。はしぐちさんのヤクザがどうして車いすに乗る事になったのか…というエピソードとか。そもそもあの自伝を書くっていってた男の人は、もともと何で、どういう経緯でそんなことになってんのか?とか。とか。とか…。

てかその「とか」のオンパレードなんですね。で、それをバインドしているものというがなんというか「ジャブジャブサーキットのコード」と言うようなものだろうと感じました。わかりにくいですね、すいません。

つまりジャブジャブサーキットでなければ、おそらく空中分解していただろうと思うのです、今回の「猿川…」と言うお芝居は。あまりに「ダイジェスト」過ぎる。しかし、その舞台上に見えてくる「断片」から、その「奥」を想像させるコードのようなものが出演者全員から感じた、と言う事なんです。

「コード」というのが、僕にはぴったり来てるんですけども、うーんと、「演技法」と言う事ではないんです。ただ「空気感」って程、フワッとしたものでもなくて。その間ぐらいかしら。

「ただ思わせぶり」なワケではない。(だから、その奥を見たくなる)
ただ「全てを開示する」ことはない。

そういうルールというかコードというか。「言わずもがなの美学」というか。
出演者たちの(と言う事は演出の課した、というか長年課している)そのコードがかなり広範囲に散らばった断片を集めた作品を、バラバラ、スカスカにするのでなく、ぐっとバインドしていた事は間違いないように思う。

ただ同時に、その「コード」が、少なくない出演者全員に共通しているものだから、ある意味「退屈」だとは感じました。

このお芝居において「とんでもない事」が起こる事はない。というのは、早々に感知してしまう。でもそれは逆にいうと「安心して見てられる」と言う事でもある。
僕はと言えば「安心して、勝手にスピンオフストーリを作りながら見ていた」ということなんですが…。

はせさんって、この前初めてお仕事させてもらって、その時にも感じたんですが、まぁすごく「安心感」があるんですね。裏の「腹黒さ」含めて。で、俳優が「安心」する。お客さんも安心してみられる。

これは功罪あると思っています。

はせさんが、慌てふためいちゃうような俳優がいる。そんな現場で作られるお芝居も見てみたい気がしました。

そう…
ちょっと飲んでた方がブログの筆は進む…。負けがこんできましたぞ…

4素7酔





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