ロランC局終了です。

ありがとうございました。今年四つ目の本番が無事に終了いたしました。気がつくと3月末なんですね。一年の4分の1まで来ているんですね。「一月は行く」でしたか?二月は逃げて三月が去るんですっけ?そんなこと言うつもりもなくてですね。「正月気分が抜けません」とかそんなバカなことも無いんです。

ある程度忙しくなってくると人は時間がもうあっという間に過ぎ去ってしまったって感じるものですね。そして「ある程度以上忙しくなる」と人は「あっという間」とも思わなくなるんだなぁと、そんな発見をしました。内容が濃い時間を過ごすと、一つ一つの記憶が強烈すぎる為に全体としてはうっすらとして、結果「暇」な期間にぽつんと記憶に残ったことが鮮明に思い出されて、「ああ、ついこないだ正月に実家でビール飲んでたのにもう3末かよ」ってな感じになるのでしょうね。「ある程度以上忙しくなる」ともう、本当に全期間が全部濃いので、全体的に記憶が薄らぐんですね。ぼくだから2016年感がないんです。大晦日も正月も泣きながらスタンドバイミーのテキスト書いてましたし…。

おそらく、俳優、演劇ということに関わらせてもらう中で忙しいってこともずいぶんその「記憶のなさ』に影響があるんじゃないかとも思います。実際目の前に無いことばっかり、四六時中妄想したりしてるわけですから、明確なビジョンとして記憶に残ってないんですねぇ。本番の舞台の上の空気は覚えてるんですけど4っつとも。


共演者の皆さんにも、藤原康弘さんにも、スタッフのみなさんにも感謝です。打ち上げで本多君がくやしそうに「若い人らにもっと見て欲しかったなぁ…なんであいつら来んのやろう…」って言ってましたが、まぁ来てもはいれないぐらいに毎回満員で、ありがたい限りでした。

演出家が俳優をどなるって現場が今どれだけあるのかわかりませんけれど、僕が大学でやり始めた頃から既にもう(全体的に言えば)少なくなっては来ていたんだと思うんです。とはいえ「俳優が怒鳴られている現場」に居あわせたこと(ものすごい嫌なもんですよ)は数えきれないくらいありますが、自分自身が怒鳴られたことは数えるほどしか無いはずです。とは言え正確な「怒鳴られた回数」はおぼえてませんが、「怒鳴った演出家」の人数は覚えてます。二人です。

その内の一人の演出家の元の10年以上ぶりの現場でした。
「今回は?」

さてどうでしょう。想像にお任せします。

藤原さんの世界は水晶の結晶のような印象があります。とても観念的で、油断すると居場所を見失って漂流しちゃう。酔っぱらって気持ちよくなっちゃう。
その中できちんと41歳のおっさんで居ることに何より意識を置いて「男」役(ひどくないですか?僕以外ちゃんとパンフレットの役名に名前が書いてあるんですけど、僕「男」ですって。劇中「本名は根津鉱一」ってセリフもあるのに!)がんばろうと思っていました。例えば20年前にきれいだった結晶が、沢山のいろんなものと接触し、摩擦し、傷だらけになって、透明だったものが細かい傷によって白くなっちゃって角もかけて。ひょっとしたら元の大きさの1/2とかになっている。すり切れてノイジーでみっともなくって下世話でブレブレで世間に迎合して。でもその奥の方にかすかに残ってしまう透明な「純粋な」部分が、ちらりと想像ができれば、僕が呼んでもらった意味があるんじゃないかと。いかがでしたでしょうかしら…。

結局(これ前に書いたかな?)オファー最初に頂いた時には「キャストで決まっているのは田中遊と桐山です」って藤原さんから聞いて「桐山と二人芝居になるならお断りします!」って断固注文つけたら、岡嶋!と本多さん!までそろっちゃって、なんてワンダフルなメンツなんだと思ってたら、何のことは無い、出番の8割桐山と二人のシーンで本当にそこに関しては、詐欺に近いと思ってるんですけども、ええ。
本多君とも岡嶋さんとももっと絡みたかったですねぇ。vol.2があるならぜひぜひ。

ま、これにて一旦閉店です。

fc2blog_201603220004134d3.jpg

コメントの投稿

非公開コメント

twitter
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
リンク