飛び道具と登山

遅まきながら、劇団飛び道具「アルト」無事終了いたしました。ご来場いただきました皆様に感謝申し上げます。
また共演者の皆様スタッフの皆様、お世話になった劇場関係者にも御礼申し上げます。

昭和の49年生まれの私と同年代で京都で演劇を続けている唯一の劇団と言って過言でないのじゃないでしょうかしら飛び道具さんは。勿論衛星もそうなんですけども、メンバーの年齢でいえば衛星は僕の世代がごそっと居なくなって蓮行さん植村さんと若い人(つってももうぜんぜん若くはないのだけれど)の場所になり、飛び道具だけが相変わらず「おっさんのたまり場」として存在していたわけです。今回やっとこさ呼んでもらって、巧く説明できないのですが「いい湯だな」という感じでした。うん。いろんなことが「ええ塩梅」だったろうとおもいます。でそれが「何に対してええ塩梅か」というと、「継続していく」ということに対してです。僕が言う所の劇団飛び道具の「ええ塩梅」「いい湯」感というのはそういう意味です。

一番目立った特色としてはなんといっても「全員いっちょ噛み」ってことでしょうね。(笑)稽古場でも劇場入りしてからでも相手役や他人の芝居にコメントしたり注文つけたり、果ては「このセリフいらんのと違うん?」とかねじ込んだり(笑)スタッフもスタッフで、照明がきっかけの演技を直接役者にダメダししてたり、音響は下で大事な案件共有してる最中に大音量でサウンドチェックしてたり、美術は二日目から出はけの袖幕の機構を変更してしかもそれが俳優に伝わってないとか…。普通こうなるともうどこかでクラッシュするもんなんですが、実に不思議なことに、結果ええ所にスポット収まるんですねぇ…。
「よくもまぁこれだけ船頭、多くして…」と思うんです。しかしながら飛び道具の目的が「登山」なんですねきっと。
どこか決まった方角になるべく『遠く』まで行く為には船頭はそんなにいても仕方ないんでしょうけれども、あーでもないこーでもないと(20年近く)言い合いながら積み重なってできる山。そういう『高さ』がきっとある。

「バンドみたいだなぁ」と、中をちらっと覗かせてもらってそう思いました。(僕は劇団コンプレックスを持っています。)悔しいなぁと思いました。

また呼んでもらいたいなぁと思います。その時はいよいよ僕も新規船頭としてわーわー言、…わなないだろうなぁ。おっかない。そういう「微妙なバランス」で「継続されている」ってのも、実に飛び道具らしいと、そう思いました。ありがとうございました。

そして来週は 
南鳥島ロランC局「鉱石」
でございます。

舞台が南の島から戦争後の出町柳へトリップです。
さてさて…。
詳細↓
http://loranc.org

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