30分×七本勝負→正直者の会の稽古

一昨年より京都の洛北高校のクラス劇指導に入らせていただいているんです。
で、本日は「脚本指導」の日でした。洛北高校は一学年7クラスでして、一クラス30分。都合三時間半を6時間目終わった放課後15:30から19時までノンストップ!

勿論もっと余裕を持ったスケジュールでできればいいのですが、二日にわたってしまうと、ちょっと予算とあわなくなってしまうので、この強行スケジュールなのです。

脚本指導なんて30分で可能なのか?どうするんだよ?!って、そらそうなんですけど、逆に言うと「30分話して何も変化しない、伝わらない」生徒さんには1時間かけて話しても無理なんです。だってそれは「文才」という言い方が大げさなら「文章力」の問題ですから。

クラス劇に俳優として出演する生徒さんの「演技力」「表現力」、その他の魅力というのは、これは本当にふっとした拍子にバババっと開花します。一瞬でかわる。僕の一言でいきなり開花したりする(!!)もう「思い切って踏み出すか、どうか」みたいなところが結局、分水嶺なので。なので学校さんに寄せてもらって「俳優のワークショップ」をするのは実に実りがあるし楽しいんですね、こっちとしても。

ただ脚本のこと=「文章力」というのは、僕が一言ぽろっと言ったことで、一瞬にして「良くなる、開眼する」ということはあり得ないんです。その生徒さんがそれまでに読んで来た文章、書いて来た文章、友達と、先生と、家族とかわして来て言葉、世界の見方…。そういうのの積み重ねが現状の彼女、彼の「文章力」を作っている。それが「演技力(だけじゃなくて、俳優やってるときの魅力)」とは全然違う部分です。文章力がある子は読解力もあるから「目の前のこのおっさん(僕)が何を言いたいのか」を汲み取れるんです。だから「効く子には15〜20分で効くし、無理な子はたとえ2時間やっても無理」ということなんですね…。

自作のクラスも、既成台本を編集したクラスも、テレビや漫画を脚本化したクラスも、もう本当にそれぞれが「こんなことするの始めて」なわけですから、手探りでおっかなびっくりやってる。
まずはその「おっかなびっくりでもやってみた」彼女ら彼らに、よくやったね。って。そういうことなんですね。

僕で言えば「初めてミートストロガノフを作ってみました」ってことなので。なにはともあれ「うまいじゃん!」「やるね」って。


それ終わりで稽古場へ「私の化石」というシーンの稽古でした。去年はリーディング形式でやったものを今年は少し動きをつけて組み立て直しています。
女性の四声の重なりの美しさをもっと出したいんですけど、まだ、もう一歩という感じ。

とか言ってる間に来週から小屋入りです。ぜひぜひご予約を!

「石/君のこと」
2015
7月19日(日) 19:30
7月20日(月) 14:00/17:00

作演出:田中遊
出演:板倉真弓 木村雅子 桐山泰典 のりす
   浜田夏峰 田中遊
照明:務川智正(劇企画パララン翠光団)
舞台監督:下野優希

会場:西陣ファクトリーGarden

料金:前売当日 2,300円  22歳以下 1,500円


詳細は
http://www.syoujikimono.net/14isi/top.html

チケット
https://www.quartet-online.net/ticket/ishikimi15

京都芸術センター制作支援事業

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