台詞をくるくる

ブツブツ一人で台詞を繰る日々が始まっている。ラジカセ相手なので稽古の八割型が「タイミングを体に落とす」時間になるのです。で、けったいなことにタイミングがあるレベルにまだ体に落ちると、「自由」になるんです。嘘みたいな本当の話。もう既に録音されているトラックですから、それはもう決まり切ってるんです。例えば

a/おはよう
b/おはよう
a/なに?
b/「なに」?(間)何って何?
a/いやなんか顔色わるくね?

というような会話があったとして、僕がb役だとすると、aの台詞が既に録音されているわけです。aの「おはよう」と「なに?」の間は3秒200とか、ある適正なブランクが空いていて、その中に僕の台詞が入るということですね。だから「僕の持ち時間」は変わらない。どうしたってその範囲でやるしかない。
のに、やり込んでいくと、その範囲でドンドンといろんなことができてくるんです。アドリブが入ったりだとか。

うまく言えないのですが、つまりそこで「僕とラジカセとが何かやり取りをしている」ということがこのパフォーマンスのキモなのだと思います。で、その「やりとり」とは、「百回同じことを同じタイミングでできる」ということとは少し(だけ)違っていて、「極限までぎちぎちに固まっている中で、どうフレッシュでいるか」ということだと思うのです。僕がフレッシュでいることによってしか、ラジカセがフレッシュで「まるで生きている」ように見てもらうことはできないからです。

偉そうに言っちゃったからには稽古するしかありません。ふー。

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