スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

金沢旅行/その前後 (1)

◎9月25日
午前
金沢へ向かう特急サンダーバードの車中
京都駅から金沢駅まで三時間弱(だったかとおもう)の間。「決してスマートフォンは開くまい」と心に誓う。奥さんと娘と僕がいて時間がある。これで「不足なものがある」なんておかしなことだから。……と、「誓わない」とツイッターだのFacebookだのに浸かってしまいそうな私である。
いい加減退屈して来ている娘。ふと思い出して「背中に字を書いて当てる」というゲームをしてみる。娘は5歳で来年から小学校。平仮名は読めるが、カタカナがあやしい。書く方は、ひらがなは、最近「おてほん」を見なくてもかけるようになってきたけれど、鏡文字が多い(「く」と「り」は良く反対になる)。横書きで端っこまでいくと改行せずに、Uターンして折り返して来たりする(←これは僕大好きだ)

th_IMG_1440.jpg


「背中に字を書く」という単純なゲームだけど、そんな彼女なもんで難易度は結構高い。実は今の時期が一番おもしろいゲームなのかもな……。そしてこれ良いゲームだな。スキンシップもあるし、意図を伝えるってこととか。想像するって事とか。
「つぎマドカ(娘)書く方」
「おう」
彼女に背中を向ける。オヤジ、お袋によくやってもらった。な。なんて思い出す。「似て来た」んだろうなぁ。最近自分のしゃべり方がオヤジに似て来たなと思うタイミングが本当によくある。なんか本当に、言い終わってからフッと気がつく。「あ、今の感じオヤジや…」とか。

……っていうか、マドカさん、長いよ。
「マドカさん。ぜんぜんわからんのやけど、なにそれ?」
「えー?」
「っていうか、一文字だけやで」
「あ、そうか!(と背中をさする。黒板消しのイメージなんだろう)」
再び僕の背中に書き始めるが、くねくねと曲がりくねり、やはり長い。
「マドカさん、一文字ずつな」
「うん。っていうか違うねん」
「なにがやさ?そんな平仮名ないやろ?っていうか漢字?なわけないよね」
「あんな、まどか、きりん書いてん」
「あぁ。でもちょっとずつ書かんとわからへんで」
「首だけ、とか?」
「ん?」

どうやら「キリンの」を父の背中に書いておったようだ。すばらしい!

「わかるかいっ!」
ゲームはその後もしばらく続く。やはり「鏡文字」や「形のいびつさ」の存在はゲームを随分とトリッキーなものにして本当に面白い。
車窓の外は「山の中」「だだっ広い田圃」を越えて、高い建物もちらりほらりと見えてくる。海鮮が呼んでいる……


◎9月24日
夜22時前
京都芸術センター事務所
ダンスカンパニーの「muda」の制作をなさっている秋山さんと二人並んで書類を提出する。秋山さんはうら若き女性です。京都芸術センターでは制作支援事業というのをやっていて、私たち演劇をやるものやダンス、絵画、造形、音楽、様々なジャンルのアーティストに「制作する場所(稽古場、アトリエ)」を貸し出してくださっているのです。(うまく説明できているのか?京都芸術センター貸し出してくださる部屋は「どれも同じ」ではなくて、ある部屋には鏡とバー(バレイでつかうよなやつね)があったり、ある部屋は防音機能が高かったりだとかするのです。部屋はセンターの方から割り振っていただくのですが、「どうしてもここで録音作業したいんだよな…」なんて事があると、部屋を交換?交代?してもらいたいことがあって、ただそれは使用者同士でどうこうじゃないんです。当然の事ながら京都市が貸してくれているものですから。ですんで、「キャンセル届け」と「追加申請」を同時に事務所に持っていくことによってしか、実質的「部屋のトレード」は成立しないのです。なもので、互いの都合がうまくすり寄った「正直者の会」の僕と、「MuDA」の秋山さんがこうして事務所に書類を同時に提出しに来ているわけですが、これって……

僕「なんか、あれですね。婚姻届出しに来たカップルみたいですね」

言ってから「あ、なんかオヤジっぽい」と感じて寒気がする。思いついてしまうと辛抱が聞かずに出てしまう。ダジャレを言ってしまうという現象と原因は同じなんだろうなぁ。おしっこが近くなるのともリンクしてる(苦笑)言ってからちょっと後悔したけれど、幸いセンターの事務所の方はみんな笑ってくれたので、まぁ良しとする。私たちの始めての共同作業は無事、受領され、晴れて私たちは、……。より希望にそうかたちで制作室を使わせていただけることになりました。
センターは22時で閉まる。急いで事務所を出て、原付にまたがって家へと急ぐ。こいつ(トレード作業)だけが気がかりだったのだ。これをやっつけたということは、つまり「明日から旅行を楽しむだけ!!」ってことじゃないか!

「か、な、ざ、わ、」

素敵な響きだ。うん……。って、フワフワしちゃう。いかん。あぶね。運転に気を付けなくちゃ……
と、そういえば
「婚姻届」
って、どうしたんだっけ?
私の記憶が正しければ、明日から家族三人で金沢に旅行に出かけるはずで、家族ってのは僕と奥さんと娘で、つまり僕は結婚しておるのだから、婚姻届を提出しているはずなんだが、……はて?「出しといて」で済ませたんだっけか?ぱっと思い出せない。
……けど、まぁいいか!そんなことよりも21世紀美術館だ!楽しみでならぬわ。フハハハハ!


◎9月25日
夕方
金沢駅付近
正午過ぎに金沢駅について、そのまま近江超市場へ。海鮮!…の前になぜかモツのパニーニをば。ボルチェリーノ奥さんセレクト。いやうまい!!けどそうかな?何でもありになってんじゃなくて?ちょっと自分のテンションが味覚のハードルを下げてないか疑心暗鬼。その後ぶらぶら歩いてホテル近辺(駅前だったのです)僕のスマホにラインメッセージ着信。「田中家」グループには僕、奥さん、(僕の)上の妹、下の妹、オヤジ、お袋が入っている。(ちなみに下の妹以外はiPhone。僕と奥さんはSoftBank。両親と上の妹はau)
「うまれました3時三十七分」
よいしょ!!!拍手!!。
上の妹である。この日が水曜日。前の週の金曜日が一応予定日だったので、妹のお腹の中が随分と居心地が良かったんだろう。最終的に「陣痛促進剤」というものを使って「おいでいただいた」ということらしい。僕らとしては金沢旅行の前にベビーの、つまりマドカさんの従兄弟の顔が見られるのかしら?どうかしら?と気をもんで(も、しょうがないのにね)いたのだが……。僕らからすると「おいでいただく」だけれど、妹からしたら「出て行ってもらう」ということ。数日前のメッセージに「促進剤で、強制退去になるみたい」と書かれていて、おお!と思った。そうかそうか。面白いイメージだ。つまり「陣痛促進剤」ってのは子宮の居心地を悪くする薬剤ってことか?ふむふむ、となると、それは例えるなら、地上げに応じない喫茶店にヤクザがバキュームカーを乗り付けて、……(自重)
マドカさん。あなたに従兄弟ができたって。金沢から帰ったらすぐに見に行こうね。

th_IMG_1210.jpg
(後日見に行った時。嗚呼!娘。なんてバカみたいな服装なんだろう!)

僕がオヤジに似て来て、上の妹が母になって。当たり前だけど時間は過ぎていくのだなぁ……
と、スマホに着信。今度はメール
「田中様
お世話になります。
さっそくですが、商品のほうは
本日夕方に 西濃運輸カンガルー便にて発送が完了する予定です。
おまたせし恐縮です。
お問合せ伝票 no. 904……」

おお!これまたテンションがアガールお便り。注文していた「鉄脚」である。おーおーおー!なんだなんだ。嬉しい事ばっかじゃないか。めでたいなぁ。


◎9月中旬
昼間
自宅
今度の春に小学校に上がる娘に机を作りたいなと思って。手頃な値段(三万強)のケヤキの一枚板は買ったのだが脚をどうするか?デスクを作るのは始めてではない。

th_IMG_1224.jpg
サンダー作業中

th_IMG_1213.jpg
左側がマイデスク。右が娘の(未完成)磨きが掛かっておらず、塗装もまだ。脚は養生テープで付けてます(笑)

th_IMG_0786_2.jpg

同じ時に作ったサイドボードです。(前方の脚にはcdが入るようになってるんですが娘が触るってことでこの写真を撮った時期には撤去されてますね)これの天板が、二枚分あって、その片方を半分ぐらいで切って接いでマイデスクの天板にしたんですね。デスクの脚は(多分)檜の端材(というか間伐材かな?フシとかがごつごつ出ている)。この脚の良い所は「カネ(直角)が出てなくても気にならない所」でした。いたってシンプルに天板に鬼目ナット埋めて、脚の方に寸切りが出ていて、それで止まってるんです。
同じやり方で良いかと思ってたのだが、いざ調べてみるとなかなかこの間伐材がない。安い物が見当たらない。自分のデスクの時には本当たまたまホームセンターの隅っこの方においてあったのだけれど……

といろいろネットで調べていくうちに、「アイアンの脚が以外と安くで売ってる」事実に心ときめく!これじゃねーか?いやこれだよ!。そんなわけ早速ポチる、……前に、ちゃんと奥さんに相談。です(笑)無事オーケーをいただいて、購入手続き。これはちょっと嬉しいなぁ……。久々の大物DIYです。心躍る!
その前の大物と言えば、そのマイデスクとサイドボード。を作ったのが11年前になる。結婚する直前。

そうか。もうこのデスクもサイドテーブル十一年の付き合いになるのだな。しみじみ。デスクさんの方は何度か正直者の会のお芝居に登場してるんですよ。へへ。


◎9月26日
正午前後
二十一世紀美術館
FIona tanの映像インスタレーションがすごい!あー。多分こういう事が演劇でも出来ると思っていて、そう言う事がしたいのだと思う。(これについてはまた別にブログに書けたらいいなぁ)
http://www.fionatan.nl/video/


続く。

はず。

コメントの投稿

非公開コメント

twitter
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。